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神戸の高3 自殺当日も弁当でいじめ 2007年09月20日 スポーツニッポン 自殺した3年の男子生徒(18)が今年初め、頭髪を特殊なモヒカン刈りにされ、友人に「罰ゲームだから」と打ち明けてい たことが20日、関係者の証言で分かった。 また、自殺当日、遺品の弁当箱に、母親が入れたのとは別のおかずが詰め込まれていたことが判明。昨秋には机の上に粘土が 塊にして置かれるなど、1年近くいじめや嫌がらせが続いていた実態が浮かび上がった。 高校関係者によると、生徒が強いられた髪形は丸刈りに近く、後頭部の髪を角のようにされていた。地元の中学校で流行して いたという。校長が後日、弁当箱のおかずの話をすると、多くの生徒が「誰かに嫌いなおかずを入れられたのだろう。いじめ ではないか」と噂していたという。
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神戸 高3自殺 教師もいじめ認識か 複数の同級生ら漏らす2007/09/19, 東京新聞夕刊, 11ページ 神戸市の私立高校で飛び降り自殺した男子生徒=当時(18)=が同級生らから金品を要求されていた事件で、複数の同級生らが 「先生が(自殺した生徒を)いじめるなと話していた」などと周囲に漏らしていたことが十九日、関係者の話で分かった。学校側 は「(生徒が自殺する前に)教師がそのような話をしたとは聞いていない」と否定している・・・ 関係者らによると、自殺した生徒に対する同級生らの日常的な嫌がらせについて、複数の生徒が今年四月ごろから「先生も知って いる」「授業中に『いじめるな』と言っていた」などと知人に漏らしていたという。・・・ 生徒が自殺する前に、教師が「いじめをするな」と言ったとの発言について、「現時点では確認していない。いじめのサインがな かったかどうかも含め、あらためて教師らから話を聞きたい」としている。・・・
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学校の信用を失えば、子供が学び、成長する場としての 学校の機能は失われ、校内での心のケアも不可能になる。 だからこそ、誠実で積極的な情報提供が必要になる。 もちろん、学校に不十分な点があればそれを認めた上での話である。 河野通英「自殺が起きた後の対応」『現代のエスプリ』2008/3 (地下鉄板宿駅出口) 教頭は「変わった様子もなかった。いじめや進路の悩みなどは把握していない」と話している。 読売7/4 同校の教頭は「同級生とのやりとりはささいなことで、いじめという認識はない。理由はまったく不明だ」と話した。 朝日9/17 「仲間内でのふざけあいだと思っていた」。桐山智夫校長は、いじめや嫌がらせがあったとは認識していないと強調した。被害生徒と男子生徒は、最も仲の良いクラスメート同士に見えたといい、逮捕について桐山校長は「まさに青天のへきれき」と繰り返した。 学校側の説明によると、2人とも明るい性格で学内の人気者。そろって生徒会副会長に立候補したこともある。共にフットサル同好会に所属していたほか、登下校も一緒で、被害生徒の葬儀で男子生徒は、涙を流しながら遺族とひつぎを担いだという。 自殺後、学校側は同級生ら約70人に聞き取り調査した。その結果、被害生徒が金銭を要求されていたことや、使い走りをさせられていたことを把握。それでも「いじめられていた」との証言がなかったことから、「命令だったり本気の要求ではない」ととらえた。 毎日9/18 学校側は、自殺後の1カ月間で、男子生徒のクラスメート34人から聞き取り調査を行ったものの、「いじめを確認できず、仲のいいグループとして遊んでいたとの報告を受けている」と説明した。・・・自殺した当日に結果を受け取った模擬試験の判定など勉強での悩みを抱えていたことも明かし「いじめがあったと断定できない」と話すにとどまった。 産経9/18 3年の男子生徒(17)は「自殺のあと、3年生だけが集まって集会が開かれた。その場で先生たちは、いじめがあったことについては触れていなかった・・・」と話し、足早に学校へ向かった。 (H逮捕後)生徒に対し、時間をずらして学年集会を実施した。・・・集会では・・・在校生に「こういう次第を引き起こしたのは私の責任」と謝罪、経緯の説明を行った。3年生には「彼が果たせなかった人生の一部を引き受ける気持ちでがんばってもらいたい」と呼びかけた。・・・教頭は「ほかの生徒をできるだけ早く平穏な生活に戻してあげることが大切。」と話していた。 産経9/18 十七日に記者会見した高校の校長(62)は「容疑内容から考えると、いじめがあったかもしれないと言わざるを得ない」と唇をかみしめた。 校長は「非常に驚いています。信じられない気持ちです」と述べ、「うそをついたら一万円を払う、払わないというゲームのようなものがあったという話は聞いていたが、ただのふざけあいだと思っていた」と説明した。自殺した生徒の遺書には、いじめをうかがわせる記述もあったが「いじめの事実は把握できていなかった」と強調。「お騒がせしたことについて、おわびします」とコメントした。 飛び降り自殺があった七月三日以後、生徒約七十人から聞き取り調査していた。校長や生徒指導部長によると、逮捕された少年と自殺した生徒は「一番仲の良い友達だった」という。飛び降り自殺後、少年は非常にショックを受け、期末試験も休んでいたという。自殺現場となった同校一階通路に、白い菊の花が入った青いバケツが、置かれていた。 中日9/18 一夜明けた十八日、同校は学年ごとに集会を開き、これまでの経緯を説明した。校長は恐喝未遂容疑について「逮捕の知らせがあるまで友だち同士の行き過ぎた行為と認識していたが、自殺の原因の一つかもしれない」と説明し「自殺の最終的な責任は私たちにある」と謝罪したという。 中日9/18夕 この事件で3年生の男子生徒が自殺をした神戸市須磨区の私立高校では、きょう午後5時から桐山智夫(キリヤマトモオ)学校長らが記者会見を行いました。 この中で、学校側は、同級生の少年が逮捕された翌日からおよそ40人の生徒に聞き取り調査を行った結果、逮捕された少年が自殺した生徒に携帯電話のメールで現金を要求していた行為には、ほかに2人の生徒が関わっていたと認めたということです。 またウソをついたら自殺した生徒だけ1万円を支払うという罰ゲームには、さらにもう1人が関わっていたこともわかりました。 NHK9/21-2 少年の仲間三人が学校側の調査に「(逮捕された少年が)現金を要求するメールを送ったことは知っていたが、遊び半分でふざけあいだと思っていた」と説明。 一方で同校は、自殺後の同級生らに対する聞き取り調査で初めてこのサイトの存在を知ったが、少年が逮捕されるまで、いじめや中傷の場に悪用されていた実態を把握できていなかった。 中国9/21 高校側は、男子生徒に金を要求するメールの送信に、ほかに2人の同級生がかかわっていたことも明らかにした。同校は男子生徒や少年と同じフットサル同好会に所属していた3人から連日、事情を聴いた。その結果、同じクラスの34人のうち11人が「いじめがあった」と回答。フットサル仲間による男子生徒へのいじめも裏付けられたという。 調査結果によると、6月に少年が生徒に対して現金を要求するメールを送信する際、フットサル仲間のうち2人が、「おれの名前と金額も(メールの中に)入れといてと依頼した」と関与を認めた。 教師が、生徒へのいじめを知らなかったことは「生徒と少年らが仲がよいと認識していたのでいじめを発見できなかった」と釈明したものの学校側の責任についての回答は避けた。 産経9/22 クラスに在籍する34人に「いじめがあったと思うか」と尋ねたところ、11人が「はい」と答えたといい、同校は「いじめがあった」と結論付け、校長が記者会見で謝罪した。同校がいじめの存在を明確に認めたのは初めて。 同校は少年の逮捕後、同級生ら四十数人に対し聞き取り調査を実施。フットサル仲間だった同級生2人が、少年が金を要求するメールを送る際、「僕の分の金額と名前も入れといて」と言っていた。 産経9/22 同校の校長が二十一日記者会見し、「再調査で男子生徒に対するいじめを確認した」とし、初めていじめが自殺の原因の一つだったと認めた。また逮捕された同級生(17)以外に、三人がいじめに加わっていたとした。校長は「亡くなった生徒の冥福を祈り、遺族におわびしたい」と謝罪した。 男子生徒が高校二年の秋ごろからいじめが始まったという。罰ゲームと称した金銭要求に、逮捕された同級生以外に三人が関与。うち二人が、逮捕された同級生に金の支払いを求めるメールを送らせていたことを確認した。男子生徒の机の上やかばんの中に、紙粘土を置く嫌がらせもあったという。同校は、いじめに関与した生徒を、県警の捜査を待って処分する方針を示した。 神戸9/22 生徒の遺族が二十二日午前、同市内の自宅前で、同級生(17)の逮捕後、初めて取材に応じ「学校から調査結果について説明がない」「(学校に)言いたいことは百くらいある」などと心境を語った。 さらに「学校からは、会見のことや生徒に行った聞き取り調査の結果について知らされていなかった。(会見前に)何らかの連絡は欲しかった」と、学校側の姿勢を批判した。 また、遺族の女性は「学校側は月命日などに、自宅を訪れており、いずれ、あらためてうかがう、とのことだったので、その時にきちんと調査結果などについて知りたい」と話した。 神戸9/22-2 高校は少年が逮捕されるまで2カ月以上、生徒へのいじめがあったかどうかを同級生らに尋ねていなかったことが22日、分かった。 少年が逮捕されなければ、高校側は自殺といじめの関係に気付かなかった可能性がある。 高校は、生徒の自殺直後の7月6日から30日まで約70人から聞き取り調査。しかし、フットサル同好会の生徒や同級生らが 「友達の死にショックを受けている」と判断。心のケアを重視し、いじめの有無を知っているかどうかは尋ねず「どんな友達だったか」という質問にとどめていた。 共同9/22 この2回目の調査で、自殺した生徒が服を脱がされる様子などの写真や動画が掲載されたホームページ(HP)を、紙粘土の嫌がらせや現金の要求をしていた同級生の1人が作っていたことがわかった。この同級生は「生徒に頼まれた」と釈明。学校側は事実上、同級生がHPを管理・運営していたとみているが、だれが写真などを投稿したかは不明としている。 同校は21日、いじめがあったと認める学内の調査結果を公表したが、遺族に対して事前に連絡や説明をしていなかった。遺族は学校に抗議したという。 (遺族は)「今日(22日)の午前中に学校から『説明させてもらいたい』という電話があっただけだ。何があったのかをきちんと知りたい」と淡々と話した。 同校はこれまで、月命日などに数回、校長や担任教諭が遺族宅を訪れたが、いじめについての言及はなかったという。少年が逮捕されてから、訪問は途絶えている。学校長は「いま自宅を訪ねると、(マスコミの目に触れ)混乱すると思った。配慮が欠けて申し訳ない。今後、場所や時期を打ち合わせ、丁寧に説明させて頂きたい」と話している。朝日9/23 7月 3日 生徒が高校で飛び降り自殺 中旬 学校が同級生から聞き取り調査 20日 学校が県に「いじめはなかった」と報告 下旬 学校が「生徒約70人から聞き取りを行った結果、いじめはなかった」などとする調査結果を生徒の遺族に報告 9月17日 兵庫県警が1人を恐喝未遂容疑で逮捕。学校は記者会見で「金の要求は冗談で、いじめではなかった」 18~20日 逮捕を受け、学校が再調査 21日 学校が再び記者会見し、いじめの存在を認めて謝罪 23日 学校側が遺族と面談して謝罪 読売9/25 高校の校長と3年の学年主任らが、自殺した生徒の両親と面会し、学内調査の結果と、いじめがあった事実を初めて報告したことが、わかった。 報告は23日で、マスコミへの発表より2日遅れた。校長は「電話で伝えるようなことではなく、混乱を避けたかった」と謝罪したという。校長は「ご理解していただいたと思っている」と話した。 朝日9/25 調査の結果、同じクラスの少年は、金を要求するメールの送信にかかわったと判明。しかし、別のクラスの少年は事件にかかわっていないとみられていただけに、会見に同席した教頭や生徒指導部長は「本校の調査でも分からなかった」と歯切れの悪い答えを繰り返した。 同校は今後、自殺した生徒と同じクラスの生徒で、いじめを認識していた11人から聞き取り調査を実施する。 校長は会見でいじめを把握できなかったことを謝罪したが、自身の責任については「事態の推移を見極めて適切に判断する」と述べるにとどまった。時事9/25 この日正午ごろ、須磨署から「2人逮捕」の連絡を受けた同高は急きょ、1、2年生の授業を午前中で切り上げ、下校するよう指示。模擬試験中だった3年生も午後3時ごろまでには、下校させた。 生徒指導部長が「今回、逮捕された少年のうち1人は学校の調査に対し、『僕は(金銭要求のメールを送った生徒の)中に入っていない』と話していた。学校としても関与が薄いと思っていた」と調査の甘さを認めたうえで、再調査を表明。亡くなった生徒が、逮捕された3人とは別の生徒から衣服などを売りつけられていたという情報があることも明かし、「事実関係の確認のためにも、さらなる調査が必要だ」と強調した。読売9/26 (学校の)2回目の調査で、自殺した生徒が服を脱がされる様子などの写真や動画が掲載されたホームページ(HP)を、現金を要求していた同級生の一人が作っていたこともわかった。だれが写真などを投稿したかは不明という。 朝日9/26-2 学校側はこの日、午後の授業を打ち切って1、2年生を帰宅させ、校長らが急きょ記者会見。「覚悟はしていたが、まさか逮捕されるとは……。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪した。 (中略) 校長は「警察がどういう判断で逮捕したのか分からない」と述べ、生徒指導部長は「調査が甘かった」として、調査をやり直す考えを示した。 学校側は23日に被害生徒の遺族に直接謝罪し、25日も2人の逮捕を連絡したという。 毎日9/26 同校は26日、生徒への恐喝未遂容疑で逮捕された同級生の3少年らの処分を決める職員会議を開いたが、教職員から「時期尚早だ」との意見が相次ぎ、決定を見送った。当面、兵庫県警の捜査を見守るという。 同校は、逮捕された17歳と18歳の3少年と、自殺した生徒へのいじめにかかわったとされる別の同級生1人の処分案を決め、職員会議に諮った。「学校の調査が十分であるとは言い難い」など異論が続出したという。 朝日9/27 同校は逮捕された生徒らの個人情報などが「2ちゃんねる」に書き込まれているとして、法務局に人権救済を申し立てることを決めた。校長は「特定の生徒の個人情報、根拠のない中傷が掲載されている」と話した。 毎日9/27 高校は、きょう、保護者への説明会を開きました。高校が開いた説明会はきょう午後5時から4時間余り続きました。 説明会の後、記者会見した桐山智夫(キリヤマトモオ)学校長らによりますと、学校側は自殺した生徒に対するいじめがあったことや、3人の生徒が逮捕される事態になったことを謝罪したうえで、いじめに気づくのに遅れた理由などこれまでの経過を説明したということです。 これに対して、保護者からは、「教師なのにいじめを見抜けなかったのは甘いのではないか」といった意見や「情報が少ないので保護者への連絡を密にしてほしい」といった要望が出されたということです。 説明会に出席した保護者の男性は、「学校長が用意した紙を読み上げるだけで報道されている以上の話はなく、保護者から不満が出ていた。いじめはインターネットを使って行われたと聞いて驚いている」と話していました。 NHK9/28 インタビュアー:自殺した原因をどう分析している? 校長:罰ゲームは亡くなった本人が言い出した事なんですけど・・・他の生徒が言ってますし・・・ インタビュアー:自分から言い出した冗談で命を絶つことに? 校長:ですから嘘ついたら自分がつらいじゃないですか。だからそのことが彼を追いつめたと私たちは考えました。 ホームページ(下半身が映った写真が掲載されたというもの)はたった3週間くらいしかなかった。 学校:自殺した少年が「嘘をついたら1万円払う」という罰ゲームを作ったことが恐喝メールにつながった。 インタビュアー:クラスでも11人がいじめがあったと認めているが 校長:それはクラスの1/3が言っていることで残り2/3はなかったと言っているのだから、いじめはなかったと考えられる。 インタビュアー:遺書は… 校長:(さえぎるように)我々はあれをメモと言っている。遺書ではない。 10/2とくダネ 神戸市須磨区の私立高校で、7月に自殺した同校3年の男子生徒(当時18歳)が同級生らから金品を要求されていた事件で、同校が設置する「いじめ防止対策特別委員会」の委員に選任予定の14人が、いずれも同校関係者であることが25日、わかった。教頭は「今後、委員の増員を含め、見直しを検討する」とするが、 身内 でつくる委員に批判が集まりそうだ。 同校によると内訳は、同校職員7人、大学教授や弁護士ら7人、しかし大学教授は同校OB、弁護士は同校顧問弁護士だった。校長は「再発防止に向け、一刻も早く委員会を発足させるため、すぐに集まってもらえる人たちに声をかけた」と説明している。 この日は同委員会発足に向けた懇談会が開かれ、14人を含む22人の関係者が参加。同校の生徒指導部長が、男子生徒の自殺から同級生3人の事件経過を説明。大学教授からは「保護者に情報が伝わるのが遅かったのでは」など批判が出た。同委員会は今年度中にも、再発防止に向けた報告書などの作成を目指す。読売10/26 また、校長は、2人の逮捕を受けて生徒の遺族に謝罪の電話をしたことを明らかにし、「私たちが生徒のサインを察知できなかった。申し訳ないという気持ちでいっぱい」と陳謝し、険しい表情を見せた。 新たに逮捕者が出たことを受け、同高校長らが記者会見し、「学校のいじめに対する認識の甘さに加え、インターネットやメールによる行為の把握が難しかったのが原因。改めて亡くなった生徒や遺族、保護者におわびしたい」と謝罪した。 今回逮捕された少年については、「校則違反にあたる物品の売買をしたとして、7月下旬に厳重注意をしていた」としたうえで、「学校としては単なる物品の売買と認識していた。恐喝にあたるかどうかわからず、捜査を見守りたい」と苦渋の表情を浮かべた。読売10/29 急きょ記者会見した学校側によると、自殺後の調査でブレスレットの売買を把握したが、その時点ではいじめと思わなかったという。校長は「結果の重大性から、今はいじめを超えた事件と認識している」とうなだれた。 毎日10/29 「ご遺族や保護者の方々にご迷惑をかけ大変申し訳ない。容疑を考えればいじめを超えたものととらえざるをえない」 同日午前、四人目の逮捕を受けた会見で校長、教頭、生徒指導部長が深々と頭を下げた。生徒指導部長は「(今回逮捕された生徒は)いじめに関与していないとみていただけに驚きを隠せない。独自調査で知り得ない話が出て、警察が逮捕したと思う」と話した。 逮捕された生徒は、学校の調査に対し「ブレスレットは、亡くなった男子生徒がほしがっていると聞いたので、四万円で売ろうと思った」と説明。学校側は物品売買を校則で禁じているため、保護者を学校に呼んで一緒に注意したという。 兵庫県教育課は「学校からの報告でもブレスレットの件は出ていたが、売買で恐喝ではないと聞いていた。今回逮捕されたのは同じグループ以外の生徒ということで、よりいじめが広がっていたように感じる」とし、三十一日にも学校側に報告するよう求めた。神戸10/29 県は、同委員会設置に向けた懇談会で、同校が委員候補に卒業生など関係者ばかりを選ぶ方針を示したことを問題視。 「今回のいじめを検証するのにまったくの第三者が必要ではないか」とアドバイスしたところ、教頭は「すでに検討している」と回答したという。 委員は十六日の同校理事会で決定し、年内には検証を終える方針。その後は「来年度に向けた『新しい体制づくり』を考える」という。 教頭は聴取後「対策委にはいじめ問題の専門家を加える方向で調整している」と話した。 神戸11/7 4人が通っていた高校では4人の処分決定を受け、「厳粛に受け止め、再発防止に向け努力している」とコメントした。 産経3/11 この事件を受けて、高校が作ったいじめの防止対策特別委員会が答申をまとめました。それによりますと事件の原因については、 ▼自殺した生徒と加害生徒の間の関係の悪化に教師が気づかなかったこと、 ▼生徒についての教師間のコミュニケーションが十分でなかったことをあげています。 その上で、携帯電話やインターネットについては ▼教師や保護者もその機能について理解を深め ▼生徒には他人を誹謗中傷するメールが送られてきても返信や転送をせず、証拠として内容を保存し、保護者や学校に知らせるよう指導するとしています。 また高校では事件の責任をとって桐山智夫校長が31日づけで辞任しました。 高校を経営する学校法人の瀧川好庸理事長は、「今回の事件を重く受け止めて深く反省し、新しい校長らとともに学校を建て直す責任を果たしていきたい」と話しています。 NHK3/31
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神戸・高3自殺:新たに逮捕の生徒、腕輪売りつけを仲介 偽物で高額請求2007/09/26, 毎日新聞 大阪夕刊, 12ページ, 自殺した神戸市須磨区の私立高校3年生(当時18歳)に対する恐喝未遂事件で、新たに逮捕された男子生徒は、自殺した生徒が偽ブランド品のブレスレットを4万円で売りつけられた際に仲介をしていたことが、兵庫県警の調べなどで分かった。 被害生徒は生前、偽ブランド品について「代金を払えない」と周囲に漏らしており、県警は逮捕した生徒から仲介の経緯について聴くとともに、これまでに逮捕された生徒とは別のブレスレットを売った生徒についても捜査している。 調べなどによると、被害生徒は今年5月、同学年の生徒からブレスレットを売りつけられ、代金4万円を請求された。 被害生徒は5000円を支払ったが、偽ブランド品と気付き、残金を支払わなかった。 被害生徒の携帯電話からは「残金を払え」と督促するメールが見つかっており、遺書とみられるメモには「偽物なので金は払えない」と記されていた。 一方、売った生徒は学校の調査に「お互いに相談して値段を決めた」と話しているという。 ブレスレットを売った生徒は、被害生徒とは別のクラスであまり親しくなかったという。 県警は、売り主の生徒が逮捕された生徒から被害生徒のことを聞き、偽ブランド品と知りながら売りつけて高額の請求をしたのではないかとみて、調べている。【武内彩、津島史人】
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恐喝未遂の少年を保護観察処分に 神戸・高3自殺事件 /兵庫県2008/03/05, 朝日新聞 朝刊, 22ページ, 無, 380文字 神戸市須磨区の私立高校で昨年7月に飛び降り自殺した3年の男子生徒(当時18)が元同級生から現金を要求されてい た事件で、逮捕された少年4人(退学)のうち、昨年10月15日に恐喝未遂の非行事実で神戸家裁に送致され、試験観察 になっていた少年(18)=神戸市西区=の審判が4日、同家裁で再開された。三宅知三郎裁判官は少年の保護観察処分を 決めた。 決定によると、少年は06年秋ごろ、別の少年2人とともに、「うそをついたら、1回につき1人当たり1万円を払う」 という罰ゲームを生徒と約束。昨年6月下旬、携帯電話のメールで金を要求し、脅し取ろうとした。 決定理由で三宅裁判官は「専門家の継続的な指導の下で更生をはかることが相当」と判断した。 この事件では、少年4人の審判がそれぞれ開かれ、今回の少年のほか1人が中等少年院送致、残り2人が保護観察処分と 試験観察中になっている。 高3自殺の恐喝未遂審判 少年を保護観察処分に/神戸家裁2008/03/05, 東京読売新聞 朝刊, 39ページ, , 238文字 神戸市須磨区の私立高校で、昨年7月に自殺した同高3年の男子生徒(当時18歳)が、同級生らから金を要求された事 件で、恐喝未遂の非行事実で送致され、試験観察処分を受けていた同学年だった少年(18)(退学)の少年審判が4日、 神戸家裁であり、三宅知三郎裁判官は少年を保護観察処分とした。決定によると、少年は生徒に、「うそをついたら罰金 1万円」などと要求。昨年6月ごろ、金銭の支払いを迫る携帯メールを生徒の同級生だった少年(18)(保護観察処分、 退学)に送らせ、金を脅し取ろうとした。 家裁送致の少年 保護観察処分に 神戸、高3いじめ自殺2008/03/05, 産経新聞 大阪朝刊, 29ページ, , 220文字 神戸市須磨区の私立高校で昨年7月、飛び降り自殺した同校3年の男子生徒=当時(18)=が同級生から金品を要求さ れていた事件で、恐喝未遂の非行事実で昨年10月15日に家裁送致された少年(18)の審判が4日、神戸家裁であり、 三宅知三郎裁判官は少年を保護観察処分とすることを決定した。この事件で少年の処分決定は3人目。 三宅裁判官は「専門家による継続的な指導の下で更生をはかることが相当」とした。この少年は昨年11月の審判で試験 観察となっていた。
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高3自殺 2同級生も金要求 3分の1「いじめあった」2007/09/22, 産経新聞 東京朝刊, 27ページ クラスに在籍する34人に「いじめがあったと思うか」と尋ねたところ、11人が「はい」と答えたといい、同校は「 いじめがあった」と結論付け、校長が記者会見で謝罪した。同校がいじめの存在を明確に認めたのは初めて。 同校は少年の逮捕後、同級生ら四十数人に対し聞き取り調査を実施。フットサル仲間だった同級生2人が、少年が金を 要求するメールを送る際、「僕の分の金額と名前も入れといて」と言っていた。実際に金銭は受け取っていないという。
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神戸・高3自殺 「なぜこんなことに」 祖母、苦しい胸の内語る2007/09/24, 産経新聞 大阪朝刊, 31ページ 男子生徒の祖母が23日、産経新聞社の取材に応じ、「なぜこのようなことになってしまったのか」と語った。 遺族はこれまで、「詳しいことは警察にお願いしている」「何も分からない」などとして、取材には応じていなかった。 男子生徒が同級生らから携帯メールで金を持ってくるよう脅されるなどのいじめを長期間受け、自殺したことについて 「なぜこんなことが起きてしまったのか。自殺を防ぐことはできなかったのか。そんな葛藤がある」と沈痛な表情で、 家族としての苦しい胸の内を語った。 さらに、自殺の際も同級生の少年が逮捕された後も、学校側からいじめについての説明がないことについて、 「(早く)学校からしっかりした説明を受けたいという気持ちがある」と訴えた。 一方、現在の家族の様子について祖母は「今回の事件で家族はみんな傷ついている。そっとしておいてほしい」と話した。
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神戸・高校生自殺 逮捕の少年や仲間 HPに“いじめ”の動画など掲載 2007/09/20, NHKニュース この事件では、神戸市須磨区の私立高校の校舎で今年7月に飛び降り自殺をした3年生の男子生徒に、現金を要求するメー ルを携帯電話で繰り返し送っていたとして、同級生の17歳の少年が恐喝未遂の疑いで逮捕されています。 警察のその後の調べで、逮捕された少年や複数の仲間が作ったとみられるインターネットのホームページに、自殺した生徒 が服を脱いだ写真や嫌がらせを受けている様子を撮影した動画が掲載されていたことが生徒の友人の話などからわかりました。 このホームページは閲覧した人から「不愉快だ」といった書き込みが寄せられ、すでに閉鎖されています。 また、自殺した生徒のズボンのポケットから見つかったメモには、動画や写真をホームページに勝手に掲載されたという内容 の記述もありました。
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高3男子、校内で飛び降り自殺 ポケットにメモ3枚/兵庫・須磨2007/07/04, 大阪読売新聞 朝刊, 35ページ 3日午後2時ごろ、神戸市須磨区の私立高校内で、同校3年の男子生徒(18)が頭から血を流して倒れているのを 教諭が見つけた。生徒は約40分後、搬送先の病院で死亡した。ズボンのポケットから遺書とみられるA4判3枚の メモが見つかり、須磨署は、生徒が校舎から飛び降り自殺したとみて動機などを調べている。 調べでは、生徒が倒れていたのは新館と理科棟の間のコンクリート地面。両校舎をつなぐ連絡通路に取り付けられた 高さ約1・5メートルの柵を乗り越えたとみられる。生徒の両親は、同署に、「最近、特に変わった様子はなかった」 と話している。 同校によると、生徒は午後1時50分ごろ、5時間目の授業中に、「トイレに行く」と新館4階の教室を出たという。 1学期中、欠席や遅刻することはなかったという。教頭は「変わった様子もなかった。いじめや進路の悩みなどは把握 していない」と話している。